介護生活に入った最初のきっかけは、祖父が亡くなり、祖母が一人暮らしを何年かしていたのですが、久しぶりに会うと私のことがはじめ分からなかったり、昔のことばかりはなしたり、良く分からないことを言い出したからです。両親も「少しおかしい」と感じ始め、実家に一緒に暮らすことになりました。
一番のきっかけは、転んで骨を折ってしまったことでもありますが、もう一人にしておくと危ないということでした。
そのときは祖母は80歳過ぎていました。昔からちゃきちゃきしたおばあちゃんで、私が生まれたときは両親は祖母と暮らしていたのですが、母と折り合いが悪くなり、別々に暮らすようになったようです。それを聞いていたので、一緒に住んで大丈夫かな・・という不安はありました。
介護は怪我をしてからなかなかトイレにいけなかったり、漏らしてしまったりしたので下の世話。あとはデイサービスでお風呂に入れなかったときは体を拭いたりしていました。
介護が必要となったとき、まず電動のベッドと部屋用トイレを用意しました。あとは家をバリアフリーにリフォームして手すりをつけたりフラットにしたりしました。
少しの段でも祖母は躓いてしまい、転倒すると骨折してしまうくらい骨が弱くなっていたのです。体の丈夫な祖母だったので驚きましたが、実際一緒に暮らしてみて現状が分かってきました。
介護は主に母がしていました。私は仕事で遅くまで家に帰ることができなかったので、負担は母にいってしまっていました。
月額デイサービスなどで5万くらいかかっていました。
介護が始まり、家に帰ると祖母に必ず挨拶をするようにしていました。部屋で少しおしゃべりをしたり。けれどもだんだん良く分からないことを話すようになり、私を娘と間違えたり、話すことが苦痛に感じるときもありました。仕方ないけれども、部屋のにおいも気になってしまう自分が嫌でした。
介護生活でしんどかったことは、朝方に祖母が寝ぼけて「デイサービスに行く」などとパジャマの上から服を着ておかしな格好で出かけようとしたときのことです。朝から父や母の祖母をどなる声が聞こえてきて苦しかったです。徘徊をしてしまい、警察から連絡が来たこともありました。無事でよかったです。
介護生活での気分転換はなかなかできなかったようです。ビデオを借りてきてみたり、デイサービスを利用する日に外食をしたりするくらいでした。
介護生活をまだしてない方、できるだけ周りの人を頼ってください。でないと自分がいっぱいいっぱいになってしまいます。
お金を出して親を施設に預けることを「いけないこと」と思う方も多いと思います。わたしもそうでした。けれど、人の手を借りることによってお互いが笑顔になれる時間ができるならそれもいいと思います。