父の身体障害者在宅介護を終えた今ふりかえってみて。

2016年10月19日 by 介護の現実を知ってください

父の在宅介護をしていましたが、2月半ばに父の死をもって介護生活を終えました。

実父は今から30年前に肺を患い、片肺を3分の1程切除して以降、計4回の肺切除手術を受け、最終的に両肺ともに4分の1程度しかない状態となったのが60代後半の時でした。

ちょうど10年前の事でした。

すぐに要介護認定2を受けることが出来たのですが、常時酸素吸入が必要で、介護用のベッド、酸素吸入の機械、月に一度の病院と薬で6万程がかかり、更にこの当時はまだ酸素吸入は必要でしたが、少しは動くことも出来て、週に一度デイサービスに通い、お風呂に入れて貰ったり、散髪したりと社会との繋がる機会もあり、このデイサービスに2万程の費用がかかりました。

ところが2年前、風邪をこじらした事をきっかけに動くことが出来なくなり、要介護認定2の他に、身体障害者の認定を受けることが出来、酸素吸入、医療費、薬代が控除されるようになりました。

その代わり週に2度訪問介護と看護師が来るようになり、こちらが月に2万程度の費用でした。

訪問介護と看護師は週に2回来てくれますが、夜中のトイレなどは母が一人で世話をしていました。

とは言えトイレに立つことも出来ずオムツなのですが、寝ているだけの父はそれだけでも低酸素症になってしまうほどの血中酸素濃度で、母は毎晩いつ死んでしまうのではと夜もあまり眠れずにいました。

私は実家から1時間程のところに住んでいて、子供の学校もあり、毎日ではありませんが、出来る限り実家に通い手伝えることはしてきましたが、やはり父にも遠慮があったのか、オムツ等の介護は結局私はすることはありませんでした。

夜も頻繁にトイレだ、寝返りだ、と、数時間おきに起こされる母は、気分転換に日中の数時間近所の幼稚園にお手伝いに行き、幼い子と触れ合うことだけが母の外出となり、買い物もネットスーパーや通販を利用していました。

体力的にも限界を迎えた今年2月。

つい母は日中ウトウトとしてしまった間に、父はひっそりと亡くなりました。

母の10年間の介護生活を終えました。

これから介護生活が始まる、或いはまだ介護生活の直中にいる方には、先の見えない辛い日々だと思いますが、それでも介護が終わるという事の意味を考え、悔いのない時間を過ごして貰いたいと思います。

介護は一人で出来るものではない。
家族で過ごす最期のプレゼントです。

疲れていても必ず同じ境遇の人は近くにいます。