家族が見守る在宅介護から病院併設の介護施設へ

2016年12月14日 by 介護の現実を知ってください

介護が必要になったのは、同居する祖母が80歳くらいの時でした。
介護生活に入ったきっかけは、祖母が寝起きしている布団から自力で起き上がれなくなってしまったことでした。

介護生活は約10年間。

必要な介護は、食事作り(消化のよいもの)・洗濯・掃除等の基本的な家事、布団などから起き上がるときやトイレへ行く場合の介助、着替えや身体を拭いてあげる(お風呂は危ないので自宅では控えました)、病院への付き添い(車で)等です。

介護ランクは要介護3位だったと思いますが、その後進んだかもしれません。

介護が必要になったとき、長年同居してきた大切な家族なので、自宅で家族皆で協力してお世話していました。

ただ私の両親も兄弟も全員仕事をしていたので、平日の日中は祖母のお世話は祖父一人がすることになりました。

3度の食事は母や孫が和食中心に作りました。
身体を拭いたり、トイレの介助は在宅時にできる人がする感じでした。

最初の3年くらいは、自宅で介護していましたが、病院での診察でパーキンソン病と診断され、身体が自分で自由になかなか動かせず、お風呂も自宅では危ないので、プロにお世話を頼んだほうがよいということで、評判のよいきれいな病院併設の介護施設に入ることになりました(定員一杯だったので順番待ちしてやっと入居)。

介護費用は、自宅での介護をしていたときは、食費や薬代、おむつ代などで月1,2万円くらいですんでいたと思いますが、介護施設に入ってからは、部屋代と介護費用で20万円近くはかかっていたと思います。

介護保険と両親が働いていたからこそ出来たことだと思います。

介護がはじまったばかりのころは私はまだ学生で、学校がないときに手伝う程度でしたが、生活で変わったことがあるとしたら、料理を全くしなかったのが、介護のために食事をつくり、メニューを考えたりするようになり、買出しからするのでまるで主婦のような感覚が身についたことでしょうか。

忍耐強くもなったと思います。

介護生活でつらいことや大変だったことは、夜中や時間に関わらず、トイレや何かあると呼ばれるので、多忙なときや疲れているときは、正直少ししんどいときもありました。

介護生活の気分転換は、習い事で好きなことをしたり、甘いもの(好きなケーキなど)を食べたりです。

介護生活をまだしていない方へ。

介護はある日突然必要になることがあります。

元気だった家族が動けなくなったりするとショックですが、人はみな老いる、その当たり前で自然な姿を身をもってみせてくれた祖母から、若かった私はたくさんのことを学びました。

自分たちの力でわからないこと、難しいことは、介護のプロに相談したりお願いすることも必要になります。

介護される本人が本当の意味で幸せで健やかであってほしいそのことを一番に考えるべきです。
費用の面など現実に厳しいこともありますが、くいのないように家族で協力すれば問題も解決できると思います。